酔生夢死DAYS

本読んだらおもしろかったとかいろいろ思ったとかそういうの。ウソ話とか。

聖パトリック祭 姉誕生日 母来る

昨夜一晩降り続いた雨が、春を連れてきた。
もう人生ダメかと思っていた絶望感からの復活に兆しを感ずる朝。

しばらくぶりの青空、ぽかぽか春の陽射し。
杏ブランデーを仕込む。テレビの上のふわふわ兎を春のことりとシロツメクサに取り換える。

母と駅ビルのカフェで待ち合わせて買い出し。街は平常心と尋常な日常、桜と苺のピンクでいっぱい。

春色のふわふわスカーフにお洒落な春服、桜色のお菓子たち。

まだ希望はどこにでもある、あらゆる世界は存在している。終わってはいない。

朝FBに姉誕生日メッセージを入れ、母にプレゼントを託ける。毎年アイルランドのお祭りとお姉ちゃんの誕生日は一緒にやってくる春のめでたい日。

スーパーのレジでおじいさんは鼻歌。パン屋にはクロワサンショコラ。

夕暮れ時、ほんのり淡いやさしい空を淡い淡い刷毛ではいたような雲が流れているのを眺めていたら、突然幸せを感じた。背中は相変わらず痛いけど。このひととき。