酔生夢死DAYS

本読んだらおもしろかったとかいろいろ思ったとかそういうの。ウソ話とか。

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ホモイの劫罰~「貝の火」宮沢賢治(「贈与と交換の教育学」矢野智司 後編)

前回からの続き…ということで、「貝の火」である。 前から、ホモイの罪と罰のアンバランスというかむごすぎる劫罰、物語の理不尽がトラウマではあった。何故? ここで罰を受けるべきはあきらかにキツネなのに。 (これはみんな言うよね。誰も解いてない永遠…

「贈与と交換の教育学~漱石、賢治と純粋贈与のレッスン」矢野智司

ということで読みました、とりあえず。 もう序章の時点で「これは…ッ!」と興奮状態。ああ間違いない。というかタイトルみたとたん「賢治と漱石かよ…。」既にもう間違いなかったのだ。この二人を同じ切り口で論じようなんてモノは、間違いなくアレだと思った…

この夏の目標

人生には日々を充実させるための目標がなくてはならない。…という命題に行きあたった。さっき突然。 そういえば、小学校でも日直が毎朝黒板に「今日の目標」みたいなのを書いていた記憶がある。「一日一善」とかそういうの。あれは価値観の共有という、社会…

モンブランスタイル

昨年春、不意に空から降り落ちてきた天啓を受けた。 モンブランである。 落ちてきてしまったものは仕方がない。私はそれからせっせとあちこちのモンブランのことを研究した。その中で当然候補に挙がったのが谷中の「和栗や」である。選りすぐりの栗が自慢、…

目が覚めた。

日曜深夜或いは月曜早朝。数秒、自分が誰で今どこにいるかわからなかった。間違いなく宿酔の頭痛の中にいる。昨夜は飲みたくもないのに飲まされたのだ。(その後飲み直したのはまあ自己責任である。)だがこの眠りの続きのような夜でもない朝でもない奇妙な…