太陽直射直火焼き熱風ごうごうコンベック・オーブンな夏である。笑っちゃうほど世界が眩しい。
子供らは夏休み。
バイクでごうごう熱風に吹かれて走りながら、最近読んだガイジンの本のことを考えていた。
ガイジンはオレにはわからない。(日本人もそりゃわからないっちゃわからないんだが。)ほんとわからない。宇宙人と同じである。なんでみんなわかるんだろう。
…で、その本のひとつが本屋大賞をとったということで、賞の権威のタイプのことなんか考えた。人気度とかね。芥川賞とか直木賞とかノーベル賞とか本屋大賞とか。想定読者のタイプとか。アマゾンでの書評の自己顕示具合とか。
あと、類似構造をなすものとして、官憲と在野の誇りと美学。
併せて、偽悪と偽善。あるいは本音と建前。
もちろん偽悪とは偽善の裏返しに過ぎない、それはひとつのもの。どっちもキライだ。つまんない感情的な見栄っ張り美学なノータリンだから。本音と建前だって、人間を一枚のペラペラの裏表とする考え方だ。
でも、今ここでどっちかって問われたらどう答えようか、とか考えたのだ。
…私の心は偽悪に寄り添い私の言葉は偽善に寄り添う。
というようなことを考えたのだ。
とりあえず飲み過ぎで頭痛いから寝なくっちゃ。
おやすみなさいサンタマリア。