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酔生夢死DAYS

本読んだらおもしろかったとかいろいろ思ったとかそういうの。ウソ話とか。

チョコレートを買いに

雑記

珈琲だのココアだのが好きである。

ココアはキロ買いする。

今はヴァンホーテンの5kg袋を買って日々せっせと摂取している。

ほんとはフェルクリン(スイス)やチョコヴィック(スペイン)のカカオパウダーの方が好きなんだけど、いささか高価なので、とりあえずはポピュラーなヴァンホーテン(オランダ)にしてるんである。

しかし珈琲でも紅茶でもなんでもそうだけど、ひとくちにココアといっても、それぞれ品種や産地やメーカーによって味わいがまったく異なってたりするのがわかるとなんだか楽しくなってくるものだ。

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これは、フェルクリンとチョコヴィックを比べたとき。上の色の濃いのがチョコヴィック。フェルクリンはヴァニラ香料添加してるから、まさにそういう、なんというか、ふわっとした、甘いお菓子的な柔らかな優しい風味。チョコヴィックの方が、力強いカカオ、苦味走ったオトナな香味。

仏蘭西の有名なヴァローナのカカオもすごい期待して試してみたけど、ヴァローナより、チョコヴィックやフェルクリンの方が好きかもなあ。それぞれの個性はそれぞれにいいんだけど。ヴァローナは、カカオの味わいの力強さが、渋さに現れてる。それが、例えば麦酒のコクとキレの、キレの方を演出して、後口にふわりとした風味を残す。色も濃い紅。

で、チョコレートなんだが。

…これがダメでなんである。いや好きなんだけど、加工度が高いもの、添加物、特にあらかじめ甘く調味されたものってオレダメなの。世の中全体甘すぎる。(ついでに言うと調味されたものって、大体が塩も旨味も油も全部濃すぎる。調味したものはとりあえず苦手だ。野生の堕落だ。)(いや野生、ないけど。)だから今まで手を出せなかった。せいぜい製菓用のカカオマスやカカオニブ(カカオ豆を珈琲豆的に焙煎して砕いただけカカオ豆のカケラ、製菓材料として市販。)をかじって喜んでみたことがあるくらい。

ところが、こないだ発見したのがイタリアのチョコレートメーカー「ドモーリ」のチョコレート。→ここ

一応そのまま食すべきチョコレートタブレットとしての商品でありながら、実質無添加100%カカオマス、無糖。しかも、普通は製菓用カカオマスと銘打たれていても、実はカカオバターを余計に添加したりして品質調整してあるのに、これはその原料カカオ豆以外の成分を加えることのないピュアなものだという。で、品質は一級品であると。

昔から書物で読んだことのある幻の憧れの希少品種クリオロ種100%もあるという。

…そりゃもう一度は試してみたいでしょう、とカカオ心に火がついて、直輸入店に問い合わせ、入荷されるのをずっと待っていたのだ。(アマゾンでも扱ってるけど、送料高いし、とにかくこの店に行ってみたかったのだ。)

念願の入荷の知らせ、体調思わしくなくくじけそうにはなったけど、ここで逃しては、とあちこち痛む重たい老体ひきずって、のそのそと恵比寿まで行ってきたんである。電車に乗ってチョコ買いに。

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ここだ、ここだ。小さなイタリア輸入食品店。
(しかし、恵比寿ってのはいやに洒落た街でやんすわね。いつものどぶねずみいろの小汚い上着じゃないやつにしてよかった。)

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全種揃ったドモーリに感動。(蜂蜜やワインや他の食材も魅惑的。)(ちゃんと撮影許可もらったよ。)

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店内にはオリジナルのココアやワイン、コーヒーなんか飲めるミニカウンターも。

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買ったのは二つだけ。憧れのクリオロ種100%とオリジナルブレンド100%、共に無添加、無糖。トリニタニオ種、ナショナル種、フォラステロ種、各種産地別のやオリジナルフレーバーものも試したかったけど、全部はとても買えないし、後のは全部カカオ70%、きび砂糖で甘みがついてるから諦めた。ハーブで育てた牛や羊、山羊、ロバのミルク使ったミルクチョコなんかもなあ、わくわくしたけどなあ。

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大体だな、分離して保存した別っこのカカオバターとカカオパウダーを調合して拵えあげた加工品的なカカオマスなんて、何だかな、アレだ、スキムミルクとバターを練り合わせて薄めて牛乳だっていうようなもんだ。そんなもんが本物の牛乳よりうまいわけがあるか?(いやない。)濃縮乾燥保存のち水で薄めたオレンジジュースがオレンジ絞ったままのストレート果汁よりうまいわけがあるか?(いやない。)カカオだってきっとそうだ。

 …ということでヒジョーに楽しみにしているのだが、楽しみにしすぎてなかなか開封できないんである。なにしろとても小さい。ほんのふたくちではないか。貴重なふたくち。(チロルチョコ二つ分で800YEN近いんかよ…と思うとなんだかねえ。…まあねえ。)

思い切って開けるぞ、きっと夏か来る前に。