酔生夢死DAYS

本読んだらおもしろかったとかいろいろ思ったとかそういうの。ウソ話とか。

猫の日

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ものすごく理不尽でノータリンなものに魂を売って生き永らえているので最近いろいろと限界を超え胃が痛くて眠れない。とりあえず自転車操業、麦酒二本流し込んで「ジオラマボーイ・パノラマガール」を開いたら、昭和の岡崎京子シンゴジラなテーマを既に萌芽として普遍化していたり津田沼春子と神奈川健一がすれちがっていたり春子の妹(小学生)が日曜の午後「ソシュール西太后」なんていう謎な本を読んでいるシーン。(岡崎京子は「PINK」が一番好きだけどこれもいいんだな。ちいとばかしあじきないんだけどなんか好き。時代の匂いがする。ムーンライダーズなんかもひそやかに仕込まれていたりする。)(これが「リバース・エッジ」になるといささか行き過ぎだ。徒に情緒的な刺激だけに走ってしまってる気がする。祈りがない。狂気に走るセンスしかない。個人的な趣味にもよるだろうけど。)

眺めていたら落ち着いて幸せな気持ちになったので眠るですおやすみなさい。

ひとりになりたい。心にもっともっと強力なヨロイがほしい。

本当は今日は早朝のお月さまが次第に輝きを失いやさしく淡く溶けてゆく、奇跡のように豪奢で美しい静かな朝が明けてゆくのを眺めながらひとり静かに朝を整えることからはじまり、春ぼらけな青空の下、春の予感がほんのりうれしかったりした日なのだ。かしぶちのリラのホテルやキセルハルメンズを聴きながら梅の香りの中を歩いていたのだ。紅梅白梅、花をつつき蜜を吸うメジロちゃん、沈丁花、街のカフェや本屋の平和な人々の風景。自然の営みと人々の営みを私は愛しているとか生まれてきてよかったなとか思っていたのだ。

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