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酔生夢死DAYS

本読んだらおもしろかったとかいろいろ思ったとかそういうの。ウソ話とか。

チョコレート2017

雑記

ここしばらく、世の中はチョコレートであった。
百花繚乱チョコレート。みんな大好きチョコレート。児童労働チョコレート。(こういうこと考えだすと辛くなるから考えたくないから考えないというのもいけないので考える、と辛いなあとかああめんどくさいやめようとか、ものすごくムダにぐるぐるする優柔不断卑怯者タイプである。)

ちょっとTVをつけてみたら、仏蘭西サロン・デュ・ショコラの取材番組。(ショコラの祭典。世界の名だたるショコラティエを集めた一大イヴェント、技を競うコンクール。)(東京でも毎年やってる。ちょっと行きたかったなあ。)(でもショコラってば高いんだよね。ちびサイズのタブレット一枚1000~3000円とか宝石みたいなボンボンショコラ一粒500円普通とかもうね、…湯水の〜よう〜に〜カネを使〜って〜み〜たい♪(ムーンライダーズ「スカンピン」)(でもとりあえずお祭りは楽しい。)

職人気質のショコラティエたちが互いの技を競う、彼等のコンクールにかけた情熱を追うドキュメント。ショコラに対する思いや職人としての誇り、喜び、アイディアの秘密を語るショコラティエたち。ついつい観てしまった。

ショコラの一粒にこめられた思い。その喜びと感動のための彼らの人生。

すっかりその気になった。彼等の美麗でお洒落なお店は銀座だの表参道だの青山だのにある。明日にでも走っていって片端から買い漁り味わってみたい、その意味を感じてみたい、彼等の物語にのせられてみたい、と本当に一瞬本気で思った。(自分結構乗せられやすく惚れっぽいお安い人間である。こういう人間を騙して躍らせるのは実にたやすいことですぜ旦那。)

…もちろん、そんな分不相応なことをしたらたちまち数十万YENがチョコレートに消え、その夜のうちにほっかむりで夜逃げしなくてはならなくなるであろう。そんならどうせならヤナちゃんライヴツアーおっかけしてそのまま見知らぬ土地で人生終えた方がいいやな、という発想でもって思いとどまったんですが。

大体、甘い砂糖やミルクの入ったものは口にしない生活をしているのであったよ。
すべての喜びを味わうことを夢見る、その上澄みの甘い夢を見る主体性を持った己の想像創造力が好きなのであって、実際に全部食べる消費者サイドに完全に堕ちてしまうのはダメなのだ。上澄みの夢がそんな風にかなってしまったら、或いは壊れてしまっても(あんまり嬉しくなかったとかさ)、どっちにしろ夢を失ってしまうからな。可能性だけ最大限にもっていたい欲張りなんである。

今昔物語の「芋粥」だな。(ああしかしやっぱり食べてみたい。)(かなわぬ夢)(このみじめさが結構イイ。)(…本当に大切なのは双方のバランス。)

で、朝ラジオフランス語講座を聞いてたら、やっぱり仏蘭西のショコラ事情ときた。(やーねーバレンタイン。)
ショコラの一箱、その小さな贈り物は、そのまま極上の甘い愛の言葉だと主張する記事である。

…またすっかりその気になった。

そもそももともとカカオが好きなんである。この日もわざわざチョコ買いに行ったとか記事にしている。ヴァンホーテン5㎏まとめ買いしてガシガシ消費し毎晩カカオニブを齧るカカオバカなんである。(ただし砂糖は使わない。せいぜい蜂蜜。)チョコレートココア協会のオリジナルストラップまで持っている。つけてないけど。(iPhoneにストラップはつけられない。)

ああ、心はショコラ。街のチョコレート屋や特設会場にはふらふらと吸い寄せられる。百花繚乱チョコレート、仏蘭西語でショコラ、トルコ語でチコラタ、日本語で貯古齢糖、どの店のどのチョコレートも様々の個性で宝石のように美しくてもうアタマクラクラ、片端から全部かじってみたくなって困った。

まあそんなお祭り日和。
せめて誰かに贈りたかったんだけどなあ。