酔生夢死DAYS

本読んだらおもしろかったとかいろいろ思ったとかそういうの。ウソ話とか。

へべれけと七夕

今夜もへべれけおやすみなさいぐう。
…と呟いてさあ眠ろうとしたとこで、ハタと思いついた。

へべれけって、どういうこと?

ランダムに調べてみたら、なんとギリシャ神話由来という御説があるらしい。へえ~(ほんとかよ)。

「 ヘーベーのお酌という意味のギリシア語「ヘーベー・エリュエケ(Hebeerryk)」が短縮されたとする説が、定説かのごとくいわれている。ヘーベーとは、ギリシア神話に出てくる青春を司る女神の名前で、ゼウスとヘーラーの間に生まれ、ヘラクレスと結婚をしている。」なんてね。

ヘーベーにお酌をされると嬉しくて飲みすぎてしまって泥酔、という…この語源説、さすがにこりゃ信憑性は薄いらしいが。

「へろへろ」「べろべろ」「べろんべろん」と同系と考えるのが妥当であろう。

って結んであったからまあそうなんだろう。語源っていうのは何にしろあんまりあてにならないんだぞって大学時代我が恩師は常々仰っていた。

「へ」と「べ」とラ行の組み合わせの擬態語に「~っ気」でへべれけ…わかるようなわからないようなで言葉っておもしろいよな、つくづく。言語学的に調べたらいろいろ出てきそう。

アカンくだらないことしてて寝くじってしまう。

ああアカン日付かわって時計の針はくるくる、もう7月5日午前様ライン数時間超過…今夜もへべれけおやすみなさいぐう。

…って言って思い出したんだけど、今年ももう街は七夕飾りひらひらだよね、善男善女こどもたちの短冊の願い事拝見するのって結構おもしろい、よね。

善男善女のは大体さ、自意識たっぷりで世間向けの感動TV番組タイトルみたいなのばっかりで、世の中こんなにうつくしいかなあと、穿った思考に流れがちな己を恥じつつやっぱりエライひとはエライよなあ、と頭たれちゃうばっかりなんだけど、こどもたちのはウケ狙いも含め、ワイワイ騒ぎながら書いてる様子も思い浮かんで大変楽しい。

「てつおくんより大きくなりたい」とか「宇宙に行きたい」とか「天の川ほんもの見たい」とかはわかるけど。「理科りっぱになりたい」とかは文法的によくわからない。そして「あんぱんまんになりたい」となると一瞬「そおかあ。」と納得してしまうようでいて実は全然わからんレヴェルである。

叶ったらどうするんだ。オレはやだよ、あんぱんまんになるなんてさ。

 

言葉っておもしろいよな。今夜もへべれけおやすみなさいぐう。