酔生夢死DAYS

本読んだらおもしろかったとかいろいろ思ったとかそういうの。ウソ話とか。

プレイリスト

itunesでコツコツとつくりためたプレイリストをipodで愛用していた。

思い入れのある曲ばかり集めて、気分に合わせたものを集めて、そうしてたとえば日曜夜には日曜夜だけ解禁するプレイリストがあって、それが日曜夜プレイリストと銘打たれているならそれはその日曜夜を確かなものにするための大切な儀式で。

だがこないだ我がパソ君が突如ポシャってしまい、決死の形相でOS再インストールしたものの、最低限のカスタマイズだけで、その失われたプレイリストを再編集するまでの気力がない。

失われてしまった。

すごく困っているのだがあのままが欲しいのだが、失われたものはもう帰ってこない。今の私の記憶力と気力では完全再現は不可能である。

あのままでなくてはダメ、という思い込みがあって頑張って作り直す気になれないんである。ああ詮無い。

なくしてしまった私の大切な日曜の夜。

あれがなくては日曜夜、という気持ちになれない。土曜日も日曜日もなくなってしまってはこの世は闇だ。

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歌にはその時聴きこんでいた自分の時間が刻み込まれている。

既に自分の歴史、血肉の一部となっていて、聴くとその音楽の中に、歌声のなかに、その時代の自分が、お湯をかけた即席ラーメンみたいによみがえってしまうのだ。

針を置いたレコードから、回りはじめたディスクから、スピーカやヘッドフォンから最初の一音が流れ始めた瞬間。脳内で何かが弾け飛ぶ。

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とりあえずレナード・コーエンテネシーワルツとか聴いてほんのり涙ぐむ。ベランダで届かぬお月さま見上げてヱビス君。

もうおしまいでしょうか、サンタマリア。
オツベルと象


オツベルと象、というと気取ってる気がする。最初に読んだときはオッペルと象、だったから。でもオツベルと象、と刷り込み直す努力をしてみることにする。なんとなく。)

(近々、きっと頑張ってどっこしょっておもたい腰を上げて新しい歴史を作ろう、新しいプレイリスト、新しい日曜夜。)