酔生夢死DAYS

本読んだらおもしろかったとかいろいろ思ったとかそういうの。ウソ話とか。

知と不可知

眠い。

知るは正義というようなことを信じている。だがそれは己が知らぬということを知るという不可知論、パラドックスを孕んだ知のことだ。

それに何の意味があるだろう。悟るということのパラドックスに似ている。悟ったと思った瞬間、それは悟りではない。

だがそれは電磁波の0と1の間の振動のように、有と無の間を瞬時に振動し、無限の世界のすべてを構成する。螺旋をを描き世界の時間軸をも形成する。

賢治作品の仏教的世界観、有機交流電燈のような明滅する世界の有り方、「めくらぶだうと虹」、あのお説教じみた作品に通ずる繊細で儚い美しい世界認識の在り方のことを思い、その先の夢をみるためにおやすみなさいんこさいんたんじぇんと。