酔生夢死DAYS

本読んだらおもしろかったとかいろいろ思ったとかそういうの。ウソ話とか。

雑記

病院

急に左耳が痛くなって怖くなったので耳鼻科に行ってきた。 地元の小さな耳鼻咽喉科、なんかモゴモゴしててあんまり言葉の通じないものすごいおじいさん先生で不安が増したんだけど。 まあ大したことないんだろう、ほっときゃなおるようなこと言ってたからそ…

へべれけと七夕

今夜もへべれけおやすみなさいぐう。…と呟いてさあ眠ろうとしたとこで、ハタと思いついた。 へべれけって、どういうこと? ランダムに調べてみたら、なんとギリシャ神話由来という御説があるらしい。へえ~(ほんとかよ)。 「 ヘーベーのお酌という意味のギ…

タチコマの神とインドラの網

攻殻機動隊S.A.C.「機械たちの時間」。 学習型のAIを進化させた戦闘ロボット「タチコマ」たちが小説を読むようになって来たり、個性やゴースト(魂、のようなもの)、神について考え議論するようになってくるシーンがある。 バトーに可愛がられ個体認識され…

負け組ロケンロー、それから透谷

人間それぞれツボというのはあるものだ。問答無用に否応なくまずストーンと胸を射抜かれてしまう。理屈はその後だ。 ストーンとハマってしまう。それは、人間にでも風景にでも文章にでも、そして音楽にでも。まずは完敗である。ただ単に、心が一緒に泣いてし…

好きな言葉

「諸悪の根源」という言葉が好きである。「あはれな」とか「いとしい」とか「いたましい」とかも好きである。なんでかな、好きな言葉ってあるんだな。皆それぞれがそれぞれに思い入れのある好きな言葉を持っている。好きな本や好きな言葉はそのままそのひと…

螺旋

こういう螺旋階段眺めてるとなんかミョーな心持ちになってくる。 螺旋っていうのは不思議なモチーフだな。 理系と文系の出会うところというか有機と無機の出会うところというか生命と非生命の出会うところというか、遺伝子的なるものと星雲的なるもの、ミク…

川上弘美

やっぱりすごいなあ… 最新刊「大きな鳥にさらわれないよう」を読んでいる。 まだ全体像が見えない、論理が見えない。それでもおもしろい。見えてきそうなもどかしさもイイ。 …それにしてもセクシャルな要素っていうのは児童文学以外では当然のことかもしれな…

怖い世界

このひと全然知らなかった。なんか初めてISのことを知ったときと同じくらいな衝撃を受けた。知らない世界を覗き見た心持ちである。 下田美咲。とっても頭がよくてきれいでパワフルでぴかぴかでものすごく魅惑的な若い女性タレント。あんまり衝撃的な見出しに…

そしてペンギンは語る

あったかい土地の人間は孤独が苦手ともだちやたらと欲しがるワケがわからないよおんなじ星を見つめ続ける、それだけは得意です♪「そしてペンギンは語る」 ほんとヤナちゃんええのう。「再生ジンタ」は初めて聴いたとき泣きそうになった。そして部屋で一人ほ…

愛と食べ物

フェイスブックのコメントで「食べものネタが多いね。」と指摘された。 そうかなあ。 …そうかもなあ。もしかして種田山頭火並に脳内エンゲル係数高いかもしれない。食べるもののことばっかり考えてるかもしれない。今夜とりあえず食べるものがある、ああ安心…

嫌悪と矜持

人が何かを嫌悪するのって、自分の枠取りを守るためなのかなというような気がする。それは自他を分かつため、アイデンティティを確立し守るため、といってもいいんだけど、なんだろう。嫌悪。同族嫌悪、同属嫌悪、近親憎悪。すべての嫌悪の構造はここに帰着…

おっかけ

柳原陽一郎のファンである。 もと「たま」のメンバー、イカ天出身の、一時一世を風靡した感のあるあのグループ。 知ったのも夢中になったのもブームが去ってから。私はいつでもなんでもワンテンポひとより遅いのだ。ぼんやりで血の巡りが悪いので仕方ない。…

チョコレート食べた。

いろいろとめり込んで困っている。このままだと床を通り抜けて地層を突き抜けて地下深く沈み込み闇のマグマ大使になってしまう。 なんとか己を鼓舞し幸せにならなければならないと思い、どうしたらいいか手立てを考えた。周囲の状況や己を変えることはできな…

違和感

流行り言葉やネットスラングっておもしろい。 絶対に何か激しく人心をとらえる根拠がある。流れる時代の中の一瞬のツボを卓越した鋭いセンスと知性でとらえた機知に富んだ言葉。カッコイイ。ときめく。(「ときめく」は語源的な意味で。いまをときめく、とき…

商品

なんだろうな。 人間を商品として扱うことを大変な罪として大学時代あの先生は話していた。 例えば女性を性的な欲望の対象となる商品として扱うとか。 …奴隷制度とか、暴力に根差すもの、もちろん論外である。だが今現在、この身近な身の回りの世の中で商品…

うた

そろそろ人生を総括せねばならぬと思い、またそれにともない断捨離なぞもせねばならぬなどと思ったりして棚の奥を探ったら昔の写真や手紙など出てくる。捨てられないでまとめてくるんで棚の奥に突っ込んでおいたものだ。 ついつい読んでしまう。 すべての手…

足先がとんがった細い形の靴がとても嫌いである。 先のとんがった、なんだ、ポインテッドトゥっていうのか、あと足先がとんがっているうえにかかとまで高くてとんがったピンヒールとか、あんなんで人間一人分の体重をささえようなんざ頭がどうかしている。非…

欲しいもの

オレが通っている風呂場にはサーヴィスのマッサージチェアがみっつほど備えてあるんだが、今までまったく我が意識野にはいってこなかった。はっきりいってバカにしていた。 私には愛用の中山式快癒器があるからだ。(ここで記事にもしたくらい愛していた。)…

五月妄想のメモ

どういうことだ。 幸福感で泣きそうだ。これはどういうことなんだろう。 泣きそうなのは哀しくて切ないからなのだが、それが同時にものすごい陶酔と至福なのだ。ここでいう哀しみとは原罪に似ているものだ。そこに限りなく近い。…俗にいう嬉し泣きとか全然理…

罵詈雑言エキスパート

日本語の罵り言葉というのはおもしろい。 主として江戸弁的なイメージのもの。寅さんのあの「結構毛だらけ猫灰だらけ…」地口・啖呵売・香具師の口上に乗せられていくような芸としての悪口雑言。立て板に水で流れてゆくような言葉の奔流、芸術的な悪口雑言ス…

きゅうりとにんじん

きゅうりとにんじんには忸怩たる思いがある。 このふたつには生の状態だとヴィタミンC破壊酵素があると中学生のとき家庭科で教わったからだ。家庭科でヴィタミンの重要性を叩きこまれたばかりの女子中学生は貴重なそのCが破壊されてしまうというニンジンキ…

麦派

貧乏人は麦を食え。 ということで米よりは麦を食う。麦派である。発音がいい、ムギ。子供の頃ムギチョコが好きだったからに違いない。脳に「ムギ=ムギチョコ=うまい菓子」という刷り込みがなされている。あと、麦こがし練ってむにゅむにゅ食べるおやつ。(…

春の宵

15の春に出会った時から、おそらく一生の友人である。 M子とは、高校時代、毎日顔を合わせ、学校中をかけまわっていた。周囲からはいつも一緒にいた、という印象を持たれていたようだ。(珍妙なチビペアだったんである。)夏休みも冬休みも部活はほとんど毎…

書くことは

書くことは生きることだ。 井辻朱美さんってSF的な独特の短歌や訳書で有名な人だけど、私は彼女のオリジナルの小説、なんというかまあいわゆるファンタジーとかの領域なんだけど、その独特の世界の見え方が好きだ。神話や民俗、ファンタジーの系譜の豊富な読…

おやつ大魔王

今は需要がないのでまったくやらなくなってしまったが実は菓子拵えるのが好きであった。菓子職人になりたいと半ば本気で思ったことがあるくらいである。 食うのが好きから始まるんだが、こおんな素晴らしいものが自分の手で拵えられるなんて、という感激がい…

中山式快癒器

中山式快癒器である。 東京駅周辺のご立派な高層ビルディングにご立派な広告がドーンと掲げられているのには驚いたが、このロングセラー商品、ばかにできないスグレモノである。 肩腰痛む人は試すべきであると私は考える。なにしろ「快癒」である。電気をつ…

チョコレートを買いに

珈琲だのココアだのが好きである。 ココアはキロ買いする。 今はヴァンホーテンの5kg袋を買って日々せっせと摂取している。 ほんとはフェルクリン(スイス)やチョコヴィック(スペイン)のカカオパウダーの方が好きなんだけど、いささか高価なので、とり…

故阿佐ヶ谷住宅

高校時代憧れだった、思い出のつまったあの阿佐ヶ谷住宅が壊されたことは知っていた。だから今実際どうなっているのか見るのは少し怖かった。 うわあ…。 やっぱり、分譲マンション。そうだろうなとは思ってたけど。 目の前にした途端、胸の奥に不意に広がる…

「ぬすびと」及び「ドタマ」

昨日私の頭の中では賢治の詩の一節がくりかえしくりかえし再生されていた。半ば音韻化され、半ば文字面の記憶として、半ば想起されたイメージとして。 こういうことはよくあることだ。気が付くと歌が繰り返し再生されていたり風景がこびりついていたり。その…

美辞麗句

美辞麗句って書いてて思い出した。 びじれいく。 この言葉は何度も口の中でつぶやいて発音を練習したんである。 何故か。 …耳から入ってくるよりまず書物で字面から覚えた言葉っていうのは結構多いものだ。特に書き言葉、四字熟語とか漢語とかではそっちの方…

恩師ご退任

ゼミでお世話になった先生が定年を迎えられた。この3月で退任される。…ということで歴代のゼミ生たちによって催されたのが3月吉日土曜正午「M先生のご退任を祝う会」。 ピカピカ立派な渋谷のホテルの地下ホールにて賑々しく行われた。 渋谷は苦手である。…

フードコート

フードコートって苦手である。好きになれないのだ。言ってしまうと嫌いなのだ。 郊外によくあるショッピングセンターなんかに必ずあるアレ。高速道路のパーキングエリアみたいにいろんな食べものやのチェーン店のブースがあって、そこでセルフサービスでトレ…

たんぽぽ色のリボン

岡崎京子やっぱりすごいな。あのまっつぐさにヤラれている。あんなに嫌いだったけどやっぱり泣けてくる。 …もちろんオレのバイブルは安房直子だ。魂が死にかけてるとき最後の手段のカンフル剤のようにオレの存在の根幹のところを、一番大切な場所を蘇らせて…

アルメニアン・ダンス

姉の友人がファゴット吹くというので誘われてアマチュア吹奏楽団演奏会に行ってきた。(ファゴットはかっこいい。賢治の詩にも愛妹追悼関連の一連の挽歌群の中に出てくる。電車の中で聞こえてくる、葬送行進曲のテーマだ。青森挽歌。従って私の中でファゴッ…

涙と笑い

さて。 毎度おなじみべろべろアル中の夜、ものすごく久しぶりに中島みゆき(古いやつね)を聴いてすっかり昭和な心持に浸っている。思えば中学生のとき生まれて初めて自分のお小遣いで買ったレコードは中島みゆきの「生きていてもいいですか」であった。「別…

インスタント・シャングリラ

何をやっても世界全体アホらしくてダメという日はまああるもんだ。 街には梅の香が流れ桃の花がほのぼのと咲き、春めいた陽ざしに包まれた日曜を過ごす街の人々の風景は心楽しい。 友人にゴリ推しされて観始めた「アドベンチャータイム」にはすっぽりハマっ…

医者も薬も嫌いだ。が。

医者が嫌いである。 薬もよほど激烈な症状がない限り、また痛み止め的なもの以外は極力飲まない。風邪薬なんて実際たやすく飲むもんじゃない。飲むとしたら葛根湯だ。 大学時代、アイルランドで風邪をひいて現地の市販薬を飲んだことがある。 …ラリッた。こ…

蕎麦

深夜、漱石の「猫である」を読んでいると絶対に猛烈に蕎麦が食べたくなってくる。 迷亭君がツウぶってツユをほとんどつけず噛みもせず、ひどく苦しそうに涙をにじませながら大量の蕎麦をひといきに飲み込む、極めて食欲をそそらないあのシーンである。だがあ…

漫画とか

映画や演劇には詳しくない。 圧倒的に音楽と書物、五感のうち単品しか使用しないで鑑賞するものを愛好するタイプの人間である。 製作者サイド、既成の物語要素一方的に押し付けられるとだめなんである。情報が大きすぎるとだめ。時間的拘束にイライラしてし…

漫画とかについて書きたいと思った前書き

中高生だった頃オレは何しろ少女だったので少女漫画と少女小説を愛した。(幼女だったころはウルトラマンの上履き入れとガッチャマンの水着入れを愛用し、段ボール箱いっぱいの怪獣フィギュアを宝物としていたが。) 少年漫画一般は大層軽蔑していた。エログ…

恐怖の大王

久しぶりに澄んだ夜空にオライオン。 …ハルメンズとか聴きながら缶麦酒缶から直接ぐいぐい飲んでて思ったんだけどさ。 あのころ、80年代。爛熟と退廃の文化。 今の厨二病的な一種ヒステリックなコドモ文化と比較すると、アレはオトナのディレッタンティズ…

日曜の図書館

晴れた日曜の昼下がり、陽だまりの図書館は至福空間だ。 日曜の図書館ビトたちが静かにそれぞれの営みを営んでいるあの安らかな異次元特殊空間にすっぽり包まれる。朝方の悪夢をひきずって世にも不幸な気持ちだったのにいきなり輝くような多幸感に包まれてし…

あんぱん考

最近ツイッターで「夜廻り猫」なる漫画が出回っていて、なんとなく楽しみにしている。 リアルタイムなんで季節にあったテーマで、先日は、冷え込む夜のおやつがでてきた。火鉢であんぱんを炙ってバターをひとかけ挟んで、牛乳珈琲といっしょにこたつではふは…

悪夢ということ。ナルニアとファンタージェン

悪夢、あの暗闇に囲繞された世界観について考える。 やるせない絶望と閉塞と虚無の闇に浮かび、辛うじて息をする先の無い苦い暗い日常生活、世界の解釈。そんなものはもともとなかったのだ、と、幸せの存在自体が蝕まれてゆく、その記憶さえ読み換えられ否定…

最古の記憶

記憶なんてのは8割が捏造である。 歴史学やなんかと同じだ。古いものほど確証性が薄い。想像と仮説がその物語のほとんどすべてである。 今私の中での人生最古の記憶は図書館の風景である。 たとえばこんな感じ。 …これは地元図書館子供コーナーの奥。 こど…

図書館の白鳥さん

図書館に寄って本棚を眺めていたら、突然思い出した。 大学時代、大学構内に生息しておられた方々の記憶である。 普段あまり学生の行き来しないスポット、迷宮のような古い校舎の一角には、素敵な謎にみちた空間が迷路のように隠れていた。決して混まないト…

加工度

持論として、情報も料理も加工度が低いほど好ましいと思っている。誰かの脳味噌と情報操作フィルターを経た情報はわかりやすく口当たりよくこなれておいしい、消化しやすい物語であり、誰かが、自然物、素材にたらふく恣意的な味のコントロールを施した料理…

詩作という儀式

手簡(宮澤賢治「春と修羅」) 雨がぽしゃぽしゃ降ってゐます。 心象の明滅をきれぎれに降る透明な雨です。 ぬれるのはすぎなやすいば、 ひのきの髪は延び過ぎました。 私の胸腔は暗くて熱く もう醗酵をはじめたんぢゃないかと思ひます。 雨にぬれた緑のどて…

シモネタ

語弊があるとは思うが、一言で結論を言えば、シモネタを喜ぶ人間の心は、基本的に今ある人間社会の秩序基盤を肯定しているのだと思うんである。 暗く卑しく淫靡と禁忌を楽しむ、というような、他者をも貶める側面を強く持つ刺激への衝動としての下劣と、から…

夜中の三時

わあわあわめいて泣きだしたいほど眠いんだが。 赤ん坊が眠いと泣くというのがまったく理解できなかったんだが、なんとなく今奴らの気持ちがわかる。眠いならただ素直に寝ればいいだろ、ネロって思うんだけど、それってオトナの論理なんだよね。 イヤまあ寝…